はじめて外国人エンジニアの採用にチャレンジされる企業が知っておきたいことをまとめました。
海外在住の優秀な外国人ITエンジニアを採用し、日本で呼び寄せたい場合のフローを紹介します。
日本で働いている外国人や、日本で学んでいる留学生を採用したい場合のフローや注意点は?
外国人エンジニアの具体的な採用方法から、給与相場、あると良い福利厚生などを解説します。
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外国人と雇用契約を結ぶ際の注意点とは?雇用契約書の作成方法についても紹介しています。
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ポテンシャルを存分に発揮してもらうためにも、採用後のフォローアップや雇用管理は重要です。
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外国人スタッフを受け入れる際、何が必要か、どんな配慮や対応を意識すると良いかまとめました。
外国人エンジニアの採用・戦力化に成功している企業に、採用前後に関するお話を伺いました。
優秀なITエンジニアが多い国々の、国民性や文化、仕事観から人材採用方法まで、詳しく紹介。
「世界トップレベルのIT人材輩出国」として、有名企業からも引っ張りだこのインド人IT人材。その特徴とは?
日本に住む外国人数が1位である中国人(平成31年3月22日時点 法務省入国管理局発表)。すでに中国人を採用し、戦力化している企業も多く見られます。
日本との距離や文化も近い韓国。韓国人エンジニアは、責任感が強く積極性がある人材が多いこともポイントです。
急速な発展を遂げているベトナム。国を挙げた技術者教育が進められており、IT人材の宝庫とも言われています。
東南アジアの中でもとくに大学進学率の高いフィリピン。IT産業も発展しており、技術を持つITエンジニア人材が多数。
首都ジャカルタに多くの企業がオフショア拠点を設立しているインドネシア。エンジニア人口も年々増加中です。
自らのスキルを磨きながら、専門性を高めていく人が多いアメリカ人エンジニア。給与交渉も当たり前の文化があります。
ロシアはエンジニア人材の育成に国をあげて取り組んでおり、義務教育の必修科目内に情報教育が存在しているほど。
『シリコン・サバンナ』の異名を取るケニアを筆頭に、若い世代が指揮を執るベンチャー企業が続々と誕生中。
欲しいIT人材のスキルが決まっている場合に役立つ、職種から採用方法を逆引きできるコンテンツ。
開発系エンジニアは主に、ユーザーが利用する部分のシステムやアプリケーションなどの要件定義から、設計、実装、運用などの工程を担当します。
持ち場によってそれぞれに専門的な知識や技術が必要になり、中には高いコミュニケーション力が求められる職種もあります。
インフラ系エンジニアは主に、システムやアプリケーションサービスが正常に動くために必要となる基盤部分の、設計や構築、点検や保守などを担当します。
ITサービスのストレスフリーな提供を実現するために、なくてはならない「縁の下の力持ち」のような存在です。
これまで、優秀なIT人材が多い国と言えば、アメリカや中国、あるいは韓国といった国々を思い浮かべる方も少なくなかったでしょう。しかし近年、「いま最も採用すべき外国人IT人材」が大きく変わりつつあると、外国人材採用の現場を見つめるプロは感じています。
2025年や26年へ向けて外国人ITエンジニア採用を検討するうえで、必ず注目すべき国と都市、そしてその理由について、世界の状況を見極めて選んだランキング形式で詳しく解説します。
多くの国のIT人材を見た私が思う、「いま最も採用すべきIT人材の国」TOP3。
はじめまして、Zenkenダイバーシティ事業部の木村です。
私は日々、日本や海外におけるITエンジニアの採用・就職の動向を追いながら、自分自身も採用現場に立ち、ときには世界各国に実際に足を運んで、現地のIT人材や技術レベル、風土などを体感しています。
多くの国のIT人材を見つめる中で、今とくに「これから外国人エンジニア採用を検討されている企業は、この国のIT人材に注目すべき!」と心底おすすめしたい国(都市)を、率直な気持ちで選んでみました。
【第3位】高度なIT人材育成体制と
日本語学習にも熱意あるネパール
まず私が第3位として選ぶのは、「ネパール」。
国の北側は中国、そして南側はインドに接する位置にあり、世界最高峰エベレストを含むヒマラヤ山脈を擁する国です。
多くの人は、そうした山々の壮大な景色を売りとした観光業や、あるいは農業を中心とした国といったイメージを抱かれるかもしれませんね。
しかし、現在のネパールは、政府が主導して積極的にIT産業の成長を促進する国となっています。
IT人材育成にはとくに力を入れていて、政府と教育機関が連携して、高度な技術力を備えたITプロフェッショナルを養成するプログラムを実施しているんです。
そこで高い技術スキルを身につけた人材は、多くがネイティブレベルの英語力を備えています。また、日本語の学習に熱を入れる学生が多いことも、私がネパールを推す理由のひとつとなっています。
カトマンズなどの大都市のみならず、地方の小さな町でも、プログラミングスクールや、英語・日本語を教える語学スクールがたくさんあっていずれも盛況です。
日本がネパールに対する経済援助に力を入れている(その援助額はイギリスに次いで世界第2位!)ということもあってか、ネパールの人は日本に対する親近感や、日本の技術への憧れもけっこう強く抱いてくれているようです。
現に、いま日本国内に在住するネパール出身者の数は年々増えています。その人数はすでに中国、ベトナム、フィリピンに続く4番目の多さとなっているとのことです。
※情報出典:厚生労働省「外国人雇用状況の届出状況」**(令和4年10月末時点)
これは、「これからネパールから日本へ来るITエンジニア人材の心のハードルもとても低くなっている」ということにもなります。
しかも、いまはまだ優秀な人材の獲得競争が比較的激しくない、ブルーオーシャンな国です。日本企業が外国人エンジニアを採用する国として、ネパールは、いま「買い」です。
【第2位】伸長著しいASEANの中でも
とくに注目されるIT人材輩出国、ベトナム
第2位は近年成長が著しくかつ日本との関係もいっそう深まっているASEAN諸国においても、デジタル分野でひときわ大きな存在感を示している「ベトナム(ベトナム社会主義共和国)」です。
すでにオフショア開発拠点などでベトナムへ進出、もしくは連携している日本企業の方も少なくないかと思います。
この国は、政府が早くからIT産業の発展を重要な国家戦略として、国内企業への援助や人材育成のための政策を導入してきた経緯があります。教育機関も政府と連携してSTEM科目(化学・技術・工学・数学分野)の強化に力を入れてきました。
また、ベトナムはとにかく“若い国”であることが大きな特長です。国民全体の平均年齢が約30歳! 高齢化が進む日本の平均年齢が2024年時点で「48.5歳」(※)と、全国民の半数以上が50歳近くになっていることと比較しても、うらやましいくらい「若い労働力に満ちた国」です。
※情報出典:https://worldpopulationreview.com/country-rankings/median-age
それだけ、AIやクラウドコンピューティングなどをはじめとしてIT業界のトレンドにも敏感で、急速な技術の進化にも柔軟に追従できる若い世代が多いということにもなります。
彼らは、技術スキルを日々磨き続け、そしてグローバルで活躍するための英語力も身につけています。
前述のネパールと同様に親日家が多く、すでに(ネパール人以上に)多くのベトナム人が日本国内で仕事をしている点も、大きなポイントです。
技能実習生として日本での生活を体験し、実習後に帰国してエンジニアとして勉強を重ねている人材も少なくありません。
人材本人のみならず、その進路決定で大きな影響を与える親世代も日本について好印象を抱く親日派が多いことが、若い人材の来日を後押ししているとも言われています。
ハノイ工科大学、ダナン工科大学、ホーチミン工科大学などをはじめとする優秀な教育機関でスキルを磨いたエンジニア人材は、日本企業の事業に大きく貢献してくれることでしょう。
【第1位】世界を牽引するIT大国、インド
日本企業にとって今こそが雇用チャンス!
私が今、外国人ITエンジニア採用を検討中の日本企業へ最もおすすめしたいのは、インド人エンジニアです。
インド人エンジニアが極めて優秀であることは、すでに世界的にも知られている事実です。GoogleやMicrosoft、AdobeのCEOを始め、名だたるIT企業のトップエンジニアにもインド出身者たちが名を連ねていることは有名ですよね。
インドのエンジニア人材がスキルが高いのみならず、優秀な人材の数が他の国に比べてケタ違いに多いことも重要なポイントです。
なにしろインドは2023年に、あの中国を抜いて人口世界一となった国。しかも、人口の半分以上が30歳以下で、高齢少子化の日本とはまるで逆の「若い国」であり、エンジニアを目指す理工系学生の供給数も半端でありません。
インド国内の工科系大学は3000校以上、毎年55万人の卒業生を輩出しています。日本で工学部を設置している大学が約300校、卒業生数が3万人台であることと比べると、まさに「ケタ違い」であることがおわかりいただけるでしょう。
インドの理系大学卒業生たちは、優秀であるにも関わらず、自国内では自分が望む就職先を見つけることができていません。人数が多すぎて、就職先企業の数が追い付かないのです。それゆえに彼らは、海外で働くことを望むケースが非常に多くなっています。
英語を準公用語とするインドで生まれ育ち、世界で通用する高いITスキルを身につけた彼らは、かつては、英語圏であるアメリカなどの大手企業への就職を進めるケースが多数ありました。
しかし、数年前にトランプ政権によってVISAの発給が極端に制限され、その結果、高いエンジニアスキルを持つインド人IT人材が、英語圏以外の国への就職を視野にいれ始めました。
さらに近年ではGAFAをはじめとする大手企業の業績悪化でIT人材の大量解雇が行われたことも、その傾向に拍車をかけています。
私が、日本企業がインドの優秀なITエンジニア人材を採用するうえで、いまがチャンスである、とおすすめする理由がここにあります。
- - -そして、インドの中でも私が最も注目していただきたいのは、南インドにある『ベンガルール』(旧市名:バンガロール)という都市です。
インドの中でもとくにIT産業が盛んで、大企業からスタートアップまで、世界中からIT企業が集まる“インドのシリコンバレー”と呼ばれるエリアです。
さらに、ベンガルールは次世代のIT人材の育成にも熱心で、世界的にもトップレベルの技術系・理系大学が多数集中しているうえ、世界で活躍できる高いスキルを要したIT人材を輩出し続けている“世界有数のIT人材輩出都市”でもあるんです。
私としては、先に述べた理由から『日本企業にとって超優秀なインド人エンジニアを採用するチャンスは、まさに今!』という思いでいっぱいです。
これから外国人エンジニア採用を始めよう、と考えているご担当者は、ぜひ、検討されてみてはいかがでしょうか。
私たちにご相談いただければ、採用計画から渡航、選考、採用後の就業・定着フォローまで、必要なフローのすべてを綿密にサポートさせていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
「外国人採用ははじめて」の企業様でも、世界TOPレベルのIT人材が採用できます。
「"真に優秀"な海外IT人材紹介サービス」を提供している、Zenkenダイバーシティ事業部。
世界の中でも極めて優秀と言われる、インドのトップレベル工科大学学内にキャリアセンターを設置し、スーパーIT人材を直接採用できるというスキームを保有しています。
さらに、選考から採用、入社前の語学教育、ビザや住居支援、定着フォローまで、一気通貫でのきめ細かなサポートを提供。はじめて外国人採用に挑戦される企業様でも、安心してお任せいただけます。