インド人採用のプロ「Zenkenダイバーシティ事業部」とは?
Zenken株式会社ダイバーシティ事業部では、日本国内で深刻化している企業のITエンジニア不足の解決に向けて取り組んでいます。
東南アジアからヨーロッパまで世界10カ国へ足を運んで緻密に調査したうえで、世界でも極めて優秀なITエンジニアスキルを誇るインド・ベンガルールのトップレベル工科大学と独自提携。
現地にキャリアセンターを設置することで、優秀な人材を安定的に発掘し、高度グローバルエンジニアを直接採用できるスキームで、日本企業のグローバル化や優秀なITエンジニア採用をサポートしています。
2021年には、内閣官房内閣サイバーセキュリティーセンター(NISC)が推進する政府プロジェクトの一環として、高度外国人材雇用推進総合サイト「Tebiki(てびき)」(https://tebiki-jp.com/co)の運営を、一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)と共に受託。
高度外国人材の雇用に関するハウツーや、すでに国籍にとらわれずに優秀なIT人材の受け入れを実践している先駆的企業の事例を情報として提供し、また、外国人材側にも日本企業への就職方法をわかりやすく伝えていく取り組みを進めてきています。
- Zenken株式会社ダイバーシティ事業部 事業部長
木村裕一 Yuichi Kimura
公式HP:https://zenken-diversity.jp/ - 少子高齢化に伴う深刻な労働人材不足という日本国内の現状に対し、Zenkenの40年以上の実績を持つ語学教育ノウハウや日本語学校等のリソース、30カ国以上の外国人雇用ノウハウ等を活かして雇用の多様化(ダイバーシティ)事業推進を通し、労働人口不足の課題解決とグローバル化の実現を目指し事業推進を行う。
世界各国の採用・就職事情の動向を追いながら、現地にも頻繁に赴き、海外の優秀なIT人材と日本企業との架け橋づくりに奔走している。
ZenkenのIT人材採用とは?
IT事業と語学事業を展開するZenkenではITコンサルティング事業から教育サービス事業などを展開。創業40年を超える語学事業を柱に、人材採用事業を掛け合わせたZenkenグループの新たな「IT人材採用スキーム」。どんな仕組みなのか、なぜインドに注目したのか紹介します。
インド・ベンガルールの大学のうち、日本の上位理系大学と同等もしくは、それ以上のレベルを誇る提携大学キャンパス内でのダイレクトリクルーティングイベントを実施。100名(※)を超える応募の中から、スキル・人柄ともに時間をかけて選考することが可能です。
人材確保が難航している最先端エンジニアも、若年層の人口が多くエンジニア教育が進んでいるインドであれば、一度のイベントで複数人採用することができます。
※2022年8月度のイベント実績
採用フロー(イベントの流れ)
精度の高いマッチング
お預かりした求人票を提携大学内にて公開・人材の募集を行ったあとは、ITスキルに関するテストを実施し、さらに優秀な人材のみを集めて母集団を形成します。
採用イベントへ渡航する前に、採用予定人数に応じて事前に人材の精査を行うことで、現地で会える人材のレベルを担保。
現地では、面接に時間をかけることができるので、スキル・人柄双方でのマッチング度を高めることが可能となります。
1日1社単独開催
現地渡航後は1日かけて1大学、1社単独で採用イベントを開催します(平均訪問大学数:2~3校)。
集まった学生たちの前で企業プレゼンテーションを行ったあとは、面接に移ります。事前にテストを通過した学生一人一人と時間をかけてコミュニケーションを図り、スキル以外で注視したい人柄や経験を聞き出すことで、マッチングの制度を高めることができます。
英語ができなくて不安、という方にも安心して選考を進めていただけるよう通訳のご用意も行っています。
採用年収・コストについて
弊社がインド・ベンガルールで開催する採用イベントでは、日本国内の一般的な新卒採用年収(300万円~400万円)で、優秀な人材を採用することができます。その理由は、インド国内の「賃金の低さ」と「国外就職欲求の高さ」と密接に関係しています。
インド国内ではGDPが※約3.820兆ドル(2022年時点)を超えた現在でも国民の年収は低く、日本の新卒年収と比較をしてみても、まだ低賃金であるのが現実です。
※【参照:The World Bank】参照URL:http://datatopics.worldbank.org/world-development-indicators/
さらに、我々が提携を行っているような大学に通う優秀層の学生は、従来アメリカやイギリスといった英語圏の企業へ就職するケースも多かったものの、トランプ政権以来のビザ発行の厳格化により国外での就職の窓口はより一層狭き門となりインド国内に留まることを強いられています。
それでもインド国内の賃金よりも高い賃金で働くことへの国外就職欲求は依然として高く、日本では「一般的」とされている新卒の採用年収でも、インドの学生から見れば、非常に魅力的な数字であり、さらには自分のスキルを活かすことのできる職種となれば、こぞって応募が集まることは当然のこととも言えます。
インド・ベンガルールを選んだ理由
サンフランシスコに継ぐシリコンバレーとして名高いベンガルールでは、IT産業とIT教育の発展が進み、毎年数多くのエンジニアが輩出されています。
インドにたどりつくまでの調査
ダイバーシティ事業部では、ITエンジニアに特化した外国人採用サービスの実現に向けて、東南アジアから東ヨーロッパまで全10か国13都市をめぐり調査を行いました。
そこで実感したのは、日本の存在感の頼りなさと、海外での就業を目指す学生が日本よりも韓国や中国に行きたいと口にしていることへの危機感でした。日本の中にいると気付けなかった現実を痛感する中で、商機を見出したのは世界一のIT大国と呼び名高いインドでした。
現在のインドはITエンジニアが豊富にいるものの、未だ就職難に陥っている人材も多く、さらには積極的に採用を行っていたアメリカやイギリスなどの英語圏でビザ取得が難化。インド国内に留まっているエンジニアが多く、日本の人材企業も目立った開拓を行っていなかったことから、この地であれば優秀な人材と日本企業との出会いを創出できるチャンスが広がっていると確信しました。
実際に調査を行った各国で実施した、エンジニアスキルに関するテストの結果において、インド(ベンガルール)の学生は、「サンフランシスコに継ぐシリコンバレー」という代名詞に遜色なく、郡を抜いて優秀でした。
インド・ベンガルールのIT産業について
我々がインドの中でさらに着目したのがカルナタカ州の州都ベンガルール。世界屈指のIT企業が拠点を構え、今やデジタル・シティ指標(※)がシリコンバレーサンフランシスコを抑えて世界第一位となったエリアです。
※イギリスの経済誌「ザ・エコノミスト」の調査部門が、2017年6、7月に世界45都市の企業経済幹部2620人を対象に実施した調査に基づく
もともとベンガルールが位置する南インドは、北インドに比べて教育熱心で識字率が高い地域だと言われており、1909年には世界的に有名なインド理科大学院(The Indian Institute of Science / IISc)が開校されるなど、教育機関が多数設置され、理系大学の数も増えていきました。
また、インド北部や湾岸の都市は隣国との紛争によるリスクが高く、南部の内陸に位置するベンガルールに、重要な航空産業や宇宙産業などの研究施設が置かれるようになったことにより、有力民間企業の立地も次々と進んでいきました。
高度な教育機関による技術系人材の輩出と、最先端の研究開発機関の進出が進むと、新たな産業としてIT産業の企業が集まるようになり、1990年代には、マイクロソフト、インテル、シスコなど世界屈指のIT企業のオフショア拠点として発展を遂げていきました。
その背景には、インド国内の労働力が安く、欧米諸国の数分の1以下の金額で開発の発注ができたことやシリコンバレーとの13時間の時差が24時間フル稼働の開発を可能とさせたことも深く関係しているともいえます。
近年では、オフショア開発に留まらずインド発のスタートアップ企業も次々と誕生するなど、世界を牽引するIT都市として、注目を集めています。
インド・ベンガルールのIT教育について
IT業界の発展が目まぐるしく進むインドでは、国を挙げたIT教育も盛んに行われています。14億人の人口のうち、40%以上を占める約6億人が25歳以下であるように若い世代が非常に多い中で、理系大学を卒業した高度新卒者100万人のうち、2016年には20万人がIT業界に新規雇用されています。日本の大学の卒業者数:43万人のうち、理系大学は新卒者10万人、さらに止まることのない少子化問題を考えた上で比較をするとその数の差は圧倒的です。
中でも、インドのシリコンバレーと呼ばれIT産業が盛んなベンガルールには数多くの教育機関が集まっています。
コンピューター・サイエンスなどのエンジニア教育に特化した学部では、日本国内だと採用が難しいIoTやAIなどのデータサイエンスなどの最先端技術を学ぶ授業が展開されており、さらに大学の授業に留まらずインターンで実践的なスキルを身に着けている学生も多く在籍しています。
国を挙げたエンジニア教育により培われたエンジニアスキルに加えて、第二公用語として英語が堪能であることもインド人エンジニアの強い武器。英語で書かれることの多い論文を読んで、最新のテクノロジーに関する情報をすぐにキャッチアップすることができます。
めまぐるしく変化するITトレンドに、先進国でもついていくのが難しくなっているなかで、新興国とみられていたインドが、市場を牽引する存在となった背景には、先端のIT技術を自分たちのものとして取り入れることできるエンジニアが数多くいることも密接に関係しています。また、インド特有の「カースト制度」により生まれたハングリー精神が、スキルの向上やキャリアアップへの執着心にも繋がっています。
カーストの身分によって就ける職業が古くより決まっていたなかで、比較的に新しい産業となるIT産業おいては身分に規制されることなく、誰もが目指せる職業で、さらに一流となれば桁違いの金額を稼げる夢の職業として非常に人気があり、競争がし烈です。
そんな厳しい競争に勝ち抜いてきたインド人エンジニアの向上心や積極性は、まわりの社員にも大きな影響を与える存在となるでしょう。実際にインド出身のエンジニアがGoogleやmicrosoftのトップに就任するなどその活躍は世界に広がっています。
定着サービスについて
(採用~入社後まで一貫した定着サービス)
ZenkenのIT人材採用は、一般的な企業とエンジニアのマッチングにとどまらず、企業側の受け入れ支援や働き手となるエンジニア側へのフォローもしっかりとサポート。経済産業省が発表している通り、IT人材の不足により到来する「エンジニア採用激戦時代」で、優秀な外国人エンジニアの獲得と活躍を提供するための定着サービスを展開します。
受け入れ側となる企業へのサポート
外国人採用では、受け入れる企業にも準備が必要です。「文化の違い」「ミスコミュニケーション」による問題を事前に解消するために、Zenkenでは外国人が日本で働くためのサポートはもちろん、受け入れる企業へのサポートも充実。グループ内の企業向け語学教育のノウハウを基盤としたサポート体制が仕組み化されています。
また、インド現地の大学と提携し、学内に設置したキャリアセンターによる優秀な人材の発掘・確保と直接採用を実現。現地の日本語学校とも提携しているため、渡航前からエンジニアの日本語学習もサポートすることで、採用後の企業への負担を軽減。語学サポートだけでなく、インド人文化の理解を深めるための企業サポートやコミュニケーション、マネジメントに関する部署研修も実施。優秀なIT人材の採用だけでなく、外国人エンジニアが日本企業で能力を発揮するための定着サポートまで担うのが、ZenkenのIT人材採用です。
働き手となる外国人エンジニアへのサポート
外国人が日本で働くうえで「日本語力」が必要なスキルのひとつに挙げられることが多々あります。しかし、日本語力を重視する採用の場合、外国人エンジニアからしても、日本語のスキルという大きなハードルが立ちはだかります。
Zenkenでは、本当に優秀な外国人エンジニアと日本企業を結び付けるために、日本語力をサポートした外国人採用スキームを提供。日本語学校や企業向け語学教育など、40年以上の語学教育事業を推進してきた実績とノウハウを基に、外国人が日本企業に定着するための語学サポートを取り入れています。日本語スキルをベースとした採用ではなく、エンジニアスキルを身につけた優秀な人材を見つけ出し、採用後に業務で最低限必要な日本語を教育する独自のスキームで、採用費用を抑えると同時にITスキルの圧倒的に高い人材の採用を可能にします。
また、外国人が日本で働く場合、就労ビザ取得の手続きや採用後の住居斡旋など、日本で働くうえで必要な手続きも多々あります。そうした手続きに関する案内も対応しており、優秀なIT人材が働きやすい環境を整えるフォロー体制を完備。IT事業と語学事業を展開しているZenkenならではの外国人エンジニア採用で、企業とエンジニアの双方のニーズにこたえたサービスを提供します。
日本企業へのメッセージ
日本がアジアの働き手に選ばれない国になっている事実に危機感を覚え、高いスキルを持つもののIT人材の就職口が少ないインド人エンジニアと、優秀なITエンジニアの確保に苦戦する日本企業の架け橋となるべく動き出したダイバーシティ事業部。
すでに外国人の採用に積極的に取り組んでいる企業様も、外国人エンジニアの採用を検討している企業様も、エンジニア採用で困っていて外国人エンジニアに目を向けたばかりの企業様も、まずはご相談ください。
Zenken株式会社ダイバーシティ事業部が提供する「高度グローバルエンジニアを直接採用できるというスキーム」で、企業のグローバル化や優秀なエンジニア採用をサポートします。
監修者情報
Zenken株式会社 ダイバーシティ事業部 監修
事業責任者:木村裕一
公式HP:https://www.zenken.co.jp/business/diversity.html
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サイト運営者情報
Zenken株式会社 JOB編集部 IT-JIN編集チーム
サイト名 | IT-JIN |
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サイトURL | https://www.itjin-info.com/ |
サイト概要 | 外国人エンジニア採用の「知りたい」が詰まった情報メディア【IT-JIN】。ITエンジニアの採用に苦戦する日本企業・採用担当者のために、「外国人エンジニア採用」に特化した情報をお届けします。 |
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