フロントエンドエンジニアの採用方法

フロントエンドエンジニアの採用に役立つ情報を徹底リサーチしました。仕事内容、平均給与、採用方法、採用する場合の注意点、面接の質問例、キャリア形成について紹介します。

フロントエンドエンジニアとは?

具体的な仕事内容を解説

フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーのデザインをもとに、HTML、CSS、JavaScript(jQuery)、PHPなどの設計や実装、WordPressのようなCMS(コンテンツマネジメントシステム)の構築やカスタマイズを担当します。

そもそもフロントエンドとはWebブラウザ側(クライアント側)を指し、その「フロントエンド側」を担当することからこの職名がつけられています。つまり、フロントエンドエンジニアは、「プログラミング、設計、テスト、パッケージ管理、サービスの実装」を行うエンジニアということであり、担当する業務範囲は個々の現場によって異なります

スマホなどの普及によって、近年はモバイル対応化のニーズが増えており、自社サービスのUI(ユーザーインターフェース)設計やデザインに関わることもあります。APIを利用したWebサービスの構築、CMSでのサイト制作や機能拡張など、アプリケーションの開発を行うこともあるでしょう。ユーザーが使いやすいサイト構築をミッションとする職種です。

採用時の目安にしたい 一般的なフロントエンドエンジニアの平均給与

  • 平均月収:46万円~
  • 平均年収:556万円
  • ボーナス:企業による

【参照元:求人ボックス 給料ナビ/フロントエンドエンジニアの仕事の年収・時給・給料情報】参照元URLhttps://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E3%83%BB%E6%99%82%E7%B5%A6

フロントエンドエンジニアをどうやって探す? 採用手法紹介

フロントエンドエンジニアの採用は「転職エージェント」を活用するのが良いでしょう。フロントエンドエンジニアは任せたい現場によって必要な専門性が異なるため、経験豊富な転職エージェントに相談することでマッチング率が上がります。

転職エージェント「Green」はIT/WEB系求人数が業界でも多い6000社の求人情報を取り扱っており、約60万人の会員数が強み。成功報酬型で、ランニングコストは発生しません。軽いアプローチ用の「気になる」通知、本気度を伝える「スカウト」など、求職者へのアプローチは自由自在です。

IT・Web・ゲーム業界に特化している「Geekly(ギークリー)」もおすすめ。求職者とのマッチングを多角的に分析しているため、Geekly独自のノウハウとして蓄積しているのもポイントです。

外国人エンジニアの採用に特化した人材紹介サービス「Bridgers」では、グローバルな観点で技術力の高い海外エンジニアの採用が可能。入社前にスキルチェックを行うためのインターン制度があるので、お互いのミスマッチ軽減に役立つサービスです。

選考・採用時はココをチェック! フロントエンドエンジニアを採用する際の注意点

フロントエンドエンジニアは、Web系の高いスキルが必要です。しかし、ITのスキルや経験だけで採用を決めるのは気をつけましょう。決められた製作期間の中で、WebディレクターやWebデザイナーと調整しながら作業することも大切です。

また、フロントエンドエンジニアの担当範囲は現場によって異なるので、今までの実務経験や業種をしっかりヒアリングしましょう。業務の内容でミスマッチが起こらないよう「プログラミング、設計、テスト、パッケージ管理、フロントエンドの実装」の経験の確認

ある程度デザインの知見もあると心強いです。サイトのモバイル化、APIとの連携したWebサービスの構築、CMSのアップデートなど、日々進化するIT技術をキャッチアップする意欲があるのかどうかもポイント。

トレンドのIT技術はもちろんのこと、クライアントのビジネスモデルを学ぶことに抵抗がないか確認します。ユーザー目線で見やすいサイト構築を心がけ、自主的に動いてくれるエンジニアか見極めましょう。

スキルを見極める! フロントエンドエンジニア採用面接時の質問例

フロントエンドエンジニアを面接する際に、尋ねておくべきポイントをまとめました。スキルや実務経験を確認し、どの仕事を単独でこなせるか明確にしましょう。

ITスキルについて
  • 今までどのような業務を担当しましたか。
  • スキルアップに向けて何を行いましたか。
募集要項とのマッチ度
  • 将来はどういう自分になりたいですか。(開発系または管理系どちらに進みたいか)
  • 会社に何を求めていますか。
  • 仕事で気をつけている点はなんですか。(簡潔に回答できるか)
指向性について
  • 過去の仕事の中で一番頑張ったものはどれですか。
  • 過去のプロジェクトで一番失敗したと思うことは何ですか。(非を認めるか、人の責任にするかチェック)
  • 技術や知識を最新に保つために、どのような取り組みをしていますか。
将来性について
  • 納品前日に仕様の認識ミスが発覚。あなたはどのように対処しますか。
  • チームの品質が低いです。どのように対応しますか。
  • 誰でも見やすいコードで作成してください。どのような観点に注意しますか。

回答までに時間がかかる場合や同じプロジェクトの経験ばかりを回答する場合は、「実務経験が浅い」と読み取ってもよいでしょう。チームでプログラミングを行うのが通常ですので、最低限のスケジュール管理力と対人スキルがあるかどうかも見極めると良いでしょう。

採用後の人材育成・キャリア形成は何をすべき? 一般的なフロントエンドエンジニアのスキル&キャリアアップとは

人材育成

フロントエンドエンジニアとして担当するシステムの概要説明、ビジネスのガイダンスをしっかり行いましょう。ルーティン業務を引継し、サーバー周りの課題について必要な情報を共有しましょう。

  • ビジネスマナー研修
  • システムのガイダンス
  • 作業マニュアル研修

フロントエンドエンジニアのスキル

HTML/CSS、PHP、JavaScript、Java、Rubyなどの知識が必要です。UI/UXデザインやレスポンシブデザインの概念もあると良いでしょう。

  • 論理的思考
  • コミュニケーション能力
  • 仮想化やクラウドの知識
  • フレームワークの知識
  • コーディング力
  • マークアップ言語のスキル
  • CMSの知識
  • デザインの知識
  • WEBマーケティングスキル(SEO対策)
  • HTML5プロフェッショナル認定資格(LPI-Japan)
  • webクリエイター能力認定試験

フロントエンドエンジニアのキャリアアップ

コーダーやマークアップエンジニアが目指す上級ポジションであるフロントエンドエンジニアは、その先にさらにキャリアアップするという例がまだ多くありません。受け持つ業務範囲を広げることで、スペシャリストとして活躍できるでしょう。サーバーサイドエンジニアやWebデザインを兼任するフロントエンドエンジニアもいます。

  • スペシャリストの道
  • サーバーサイド側と兼任
  • Webデザインと兼任

フロントエンドエンジニアの採用方法 まとめ

フロントエンドエンジニアを採用する際は、業務内容に関わるWebブラウザ側の知識がどの程度あるか確認します。過去のプロジェクト経験で、担当した作業工程や実務経験を詳しく聞きましょう。

ユーザーが使いやすいサイト構築のために、どのような対処をしたか具体的に質問します。担当するビジネスモデルを理解し、必要な知識をキャッチアップできるかチェック。キャリアパスについて希望を聞き、ミスマッチが起こらないようにしましょう。

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