サーバサイドエンジニアの採用方法
サーバーサイドエンジニアの採用に役立つ情報を徹底リサーチしました。仕事内容、平均給与、採用方法、採用する場合の注意点、面接の質問例、キャリア形成について紹介します。
サーバーサイドエンジニアとは?
具体的な仕事内容を解説
サーバーサイドエンジニアの仕事はサーバー側で行う処理に必要なプログラムの開発や、サーバーで扱うデータの管理、Webサイトのメンテナンスやバージョンアップを実施することです。「サーバーエンジニア」と呼ばれたり、あるいは“フロントエンドエンジニア”に対して「バックエンドエンジニア」と呼ばれることもあります。
新規開発や機能追加を任されることだけではなく、既存サービスの保守業務も多いでしょう。ハードウェアのアップグレードに伴う新しいソフトウェアのインストール、商品データベースの設計、不正アクセスの処理、バグ修正なども業務範囲です。
上級レベルになると、追加ツールを技術要件に落とし込み、開発の工数計算、関係者への調整などを行う場合もあるでしょう。システムを安定稼働させるために、最適な設定やメンテナンスを実施し、クライアントへの報告を行う場合もあるでしょう。
採用時の目安にしたい 一般的なサーバーサイドエンジニアの平均給与
- 平均月収:28.4万円
- 平均年収:457.3万円
- ボーナス:112.4万円
【参照元:doda職種図鑑:サーバーエンジニアとはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情】参照元URL https://doda.jp/guide/zukan/048.html
サーバーサイドエンジニアをどうやって探す? 採用手法紹介
サーバーサイドエンジニアの採用は「転職エージェント」を活用するのが良いでしょう。サーバーサイドエンジニアは任せたい現場によって、必要なIT知識やスキルが異なるため、IT業界を熟知した転職エージェントに相談するのが効率的。ピンポイントに現場に適した求職者へアプローチできます。
“IT業界最大級の求人数”を謳う転職エージェント「Green」ではIT/WEB系企業6000社の求人情報を取り扱っており、登録会員数も約60万人に及ぶという人材紹介サービス。成功報酬型なので、採用が決定するまで利用料金は発生しません。気軽に声かけできる「気になる」や本格的な提案メッセージの「スカウト」など、採用担当者の利便性が高いツールがあります。
IT・Web・ゲーム業界に特化している「Geekly(ギークリー)」もおすすめ。Geekly独自のノウハウを蓄積しているので、総合的なポイントで人材をマッチングします。
外国人エンジニアの採用に特化した人材紹介サービス「Bridgers」では、海外エンジニアの採用を徹底サポート。入社前までの手続きも専門家がサポートしてくれるので、採用担当者の負担を軽減できるサービスです。
選考・採用時はココをチェック! サーバーサイドエンジニアを採用する際の注意点
サーバーサイドエンジニアは、サーバーやデータベースの知識が必要です。しかし、ITのスキルや経験だけで採用を決めるのは注意が必要です。「新規開発、機能追加、保守業務」など現場のポジションによって、求められるスキルセットは変わります。
サーバーサイドエンジニアの業務は細かく分野が異なるので、実務経験で行った担当業務をしっかり確認しましょう。現場で必要なプログラミング言語やフレームワークの知識がどの程度あるかもヒヤリングする必要があります。
「開発環境(OSと仮想環境)の知識」や「Web関連の技術と知識」はどの程度あるのか、実務経験と合わせて質問しましょう。自主的に新しいITスキルを学ぶ意欲があり、ユーザー目線で利便性を配慮して作業してくれるエンジニアか見極めることが大切です。
サーバーサイドエンジニアはプログラマーやフロントエンドエンジニアと協力する機会も多いので、コミュニケーション力も重要。さまざまなIT知識が関わるので、募集案件にマッチしているかを丁寧に確認することがおすすめです。
スキルを見極める! サーバーサイドエンジニア採用面接時の質問例
サーバーサイドエンジニアを面接する際に、尋ねておくべきポイントをまとめました。現場で必要なスキルセットがあるか、今後どのように成長したいのかといった点を漏らさずチェックするために、ぜひご参照ください。
- 今までどのような業務を担当しましたか。
- スキルアップに向けて何を行いましたか。
- 実務経験のあるプログラミング言語とサーバーの種類は何か。
- 将来はどういう自分になりたいですか。(開発系、インフラ系、管理系の思考をチェック)
- 会社に何を求めていますか。
- 仕事で気をつけている点はなんですか。(簡潔に回答できるか)
- 過去の仕事の中で一番頑張ったものはどれですか。
- 過去のプロジェクトで一番失敗したと思うのは何でしょうか。(非を認めるか、人の責任にするかチェック)
- 技術や知識を最新に保つために、どのような取り組みをしていますか。
- 新しいソフトウェアをインストールします。あなたは何を注意しますか。
- チームの協力を得られません。あなたはどう対処しますか。
回答までに時間がかかる場合や同じプロジェクトの経験ばかりを回答する場合は、「実務経験が浅い」と読み取ってもよいでしょう。上級エンジニアを募集している場合は、クライアントへの提案実績やプロジェクトのマネージメント経験も確認しましょう。
採用後の人材育成・キャリア形成は何をすべき?
一般的なサーバーサイドエンジニアのスキル&キャリアアップとは
人材育成
サーバーサイドエンジニアとして担当するシステムの概要説明、ビジネスのガイダンスをしっかり行いましょう。ルーティン業務を引継し、サーバー周りの課題について必要な情報を共有しましょう。
- ビジネスマナー研修
- システムのガイダンス
- 作業マニュアル研修
サーバーサイドエンジニアのスキル
サーバーやデータベースの知識が必要です。ミドルウェアの知識やオペレーティングシステムの知見もあると良いでしょう。
- 論理的思考
- コミュニケーション能力
- 仮想化やクラウドの知識
- データベースの知識
- フレームワークの知識
- LPIC
- MCP(マイクロソフト認定資格プログラム)
- 基本情報技術者試験
サーバーサイドエンジニアのキャリアアップ
サーバーサイドエンジニアとしてキャリアを積むだけではなく、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアへ転換も可能です。マネージメントの道で活躍もできるでしょう。
- サーバーサイドエンジニア
- ネットワークエンジニアへ転換
- データベースエンジニアへ転換
- セキュリティエンジニアへ転換
- マネージメントの道(プロジェクトマネージャーやチームの管理者)
サーバーサイドエンジニアの採用方法 まとめ
サーバーサイドエンジニアを採用する際は、サーバーやデータベースの知識がどの程度あるか確認します。過去のプロジェクト経験で、担当した作業工程や実務経験を詳しく聞きましょう。
フロントエンドエンジニアと協力する場合も多く、コミュニケーション力が重要なポジション。担当するビジネスモデルを理解し、作業工程に必要なスキルセットがあるかチェックします。キャリアパスについて希望を聞き、ミスマッチが起こらないようにしましょう。